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ピロリ菌外来

ピロリ菌外来

ピロリ菌は、胃の粘膜に生息しているらせん形をした細菌で、主に胃炎や胃・十二指腸潰瘍の原因になります。
また、ピロリ菌に感染すると慢性胃炎の進行により胃がんのリスクが高まるとも言われています。ピロリ菌を除菌すると、新しい胃がんが発生する確率を減らしたり、ピロリ菌が原因で起こる消化器系の病気を改善したり、予防ができる場合がありますので、除菌療法がお勧めです。

ピロリ菌の検査には、内視鏡で採取した胃の組織を用いて調べる方法と内視鏡を用いない抗体の血液検査、尿素呼気試験、便中抗原測定などがあります。検査によりピロリ菌が確認された方は、抗生剤でピロリ菌の除菌治療を行います。除菌により潰瘍などの再発を予防できます。

保険診療

1.通常診療による胃内視鏡検査とピロリ菌有無の検査
2.通常診療による除菌治療希望の方(1次および2次除菌)

自費診療

1.2次除菌で失敗し、3次除菌を希望される方


料金(税込)
説明受診のみ 4,000円
説明受診および薬処方 8,000円
(別に薬代 10,000円前後かかります)
除菌判定(尿素呼気試験)および結果説明 8,000円

2.ペニシリンアレルギーを有する方


料金(税込)
説明受診のみ 4,000円
説明受診および薬処方 8,000円
(別に薬代 10,000円前後かかります)
除菌判定(尿素呼気試験)および結果説明 8,000円

3.胃内視鏡検査を行わないでピロリ菌の有無を検査(検査判断料が含まれます)


料金(税込)
ABC検診 7,000円
尿素呼気試験 8,000円
ピロリ菌抗体(血中、尿中) 4,500円
ピロリ菌抗原(便中) 5,000円

詳しくは当クリニックにお問い合わせください。

ピロリ菌と関連がある・関連があると言われている病気

・萎縮性胃炎
・胃がん
・胃、十二指腸潰瘍
・鉄欠乏性貧血
・動脈硬化症
・胃マルトリンパ腫
・特発性血小板減少性紫斑病
・機能性ディスペプシア
・慢性蕁麻疹

ピロリ菌感染が確認された場合は、早めの除菌治療を

除菌治療

2種類の「抗菌薬(抗生剤)」と「胃酸の分泌を抑える薬」を1日2回、7日間服用するだけです。
1回目の除菌の成功率は70~90%です。
失敗した場合は、薬の種類をかえ2回目の除菌を行います。
大多数の方は2次除菌までで成功しますが、除菌できなかった場合は保険外診療の3次除菌となります。
(参照:公益財団法人 早期胃癌検診協会HP

副作用

  • 下痢、軟便
  • 味覚異常
  • 薬物アレルギー
  • 肝機能障害

気になる症状があればご連絡ください。

除菌治療が成功したか確かめましょう

薬を飲み終えて、4~8週間後に判定検査を行います。

ピロリ菌Q&A

Q1. ピロリ菌って何ですか?

胃の中に住んでいる細菌です。
この菌が見つかるまでは胃酸がある胃の中で、細菌が存在するとは考えられていませんでしたが、ピロリ菌は自身で周囲の尿酸からアンモニアを作りだして胃酸を中和して生きていました。
この菌は胃炎を始め、胃かいよう、胃がん、他にもいろいろな病気を引き起こします。
このような恐ろしい細菌ですが、幸い、一度除菌してしまえば、ほとんど再感染しないので、早く見つけて除菌してしまえば大丈夫です。

Q2. ピロリ菌がいるとどうなるのですか?

ピロリ菌は5歳までに感染するのですが、感染後には胃炎が起こる場合が多いです。
しかし、この胃炎は症状として自覚される場合と、ほとんど自覚症状がない場合が有ります。
この自覚症状がない場合が問題です。
なぜなら本人はほとんど感染に気づいていないものですから、除菌をしないまま過ごしてしまいます。
そして、長期にわたりピロリ菌の感染が続いていると胃・十二指腸かいようや、胃がんなどの病気になってしまいます。

Q3. ピロリ菌はどうやって感染しますか?

感染経路の全てがまだはっきりと解明されてはいませんが、食べ物や飲み物との関係が指摘されています。ピロリ菌の感染力はそれほど強くなく、大人ではピロリ菌が体内に入っても胃の中に住み着くことはまれです。
しかし、5歳までの乳幼児は胃酸の分泌も不十分ですし、免疫力も弱いですからピロリ菌が体内に入ると感染してしまいます。
現代の日本は上下水道が整備され、我々は衛生的な環境の中で生活していますが、戦前から戦争後すぐの時期は飲料水として井戸水を飲むことが普通に行われていました。
この井戸水の中にピロリ菌がいたため、高齢者のピロリ菌感染率は非常に高いものになっていると言われています。
では、もう若年者にはピロリ菌感染者はいないかというと、そんなことはありません。
ピロリ菌に感染しているお母さまやおばあちゃんから経口感染で赤ちゃんに感染してしまう場合があるので、若年者でも割合は少ないですがピロリ菌感染者はいます。

Q4. ピロリ菌の検査はどのような人が受けると良いですか?

胃・十二指腸潰瘍にかかったことのある方や、よく胃の不調を感じる方はぜひ検査をお勧めします。
また、50歳以上の方も感染率が高いので一度検査してみた方がいいでしょう。この菌の恐ろしいところは、感染していても無症状で感染に気付かない場合が多いということです。なんらかの症状が出ると、皆さま医療機関を受診するのですが、自覚がない場合は胃の中で密かに胃炎が進行してしまう場合が多いです。
ですから、どのような人が検査を受ければいいかというよりも、すべての人が一度検査を受けてみるべきだと考えています。
特に、この菌は経口で母子感染しますから、挙児を希望した段階でチェックするといいと思います。

Q5. ピロリ菌の検査はどのようなものですか?

錠剤を飲んでから、吐いた息を検査する尿素呼気試験という方法、血液や尿の中のピロリ菌に対する反応を調べる方法、便の中にピロリ菌がいるか調べる方法、胃カメラを使った方法などいろいろありますが、当クリニックでは患者さまの状況に合わせて合う方法をご提案します。
また、検査は胃カメラをして胃炎などの所見がある場合には健康保険を使って行えます。
条件を満たさない場合は健康保険が使えない自費診療になりますが、その場合も比較的負担がかかりにくい検査方法をご提案させていただきますので、まずはご相談ください。

Q6. ピロリ菌の検査をするためには、胃カメラをしなくてはいけませんか?

胃カメラをしなくてもピロリ菌の検査をすることは可能です。
ですが、症状がある場合は、まず胃の中の評価をすべきだと考えています。
なぜなら、その時点でもうすでにピロリ菌以外に治療すべき病気が胃の中に潜んでいるかもしれないからです。
まずは胃の評価を行い、状態にあった対応を行うことが大事です。
一方、症状のない方の場合はご希望があれば胃カメラをしないでピロリ菌の検査をすることもできます。
しかしこの場合は健康保険が使えず、自費診療になりますのでご了承ください。
また、検査でピロリ菌が見つかった場合は、年齢や状況にもよりますが基本的には胃カメラ検査を行うようにお勧めしています。

Q7. ピロリ菌の検査や除菌には健康保険は使えますか?

以前は、胃・十二指腸潰瘍、胃マルトリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃がんの内視鏡的手術後の場合にのみ保険適用でしたが、平成25年からは、胃炎(ピロリによる)の患者さまも保険適用でピロリ菌の検査や除菌ができるようになりました。
しかしこの場合には、胃カメラで胃炎が診断されることという条件付きです。
ピロリ菌に感染している場合は、まず萎縮性胃炎という胃炎は存在しますので、ピロリ菌感染者は、胃カメラをすれば健康保険で検査や除菌ができると考えていただいて大丈夫です。

Q8. 除菌すると胃がんにならなくなりますか?

若年のうちに除菌すると、もともとピロリ菌に感染していなかった人と同じ程度まで胃がんのリスクは下がると言われています。
しかし、年齢を重ねてからの除菌では、ある程度は胃がんのリスクは下がるものの、もとから感染していていなかった人と同程度のリスクまでは下がりません。
除菌は胃がんのリスクをかなり減少させますが、除菌後も胃カメラでの経過観察が非常に重要であることはご理解ください。
なお、そもそもピロリ菌がいない人も胃がんのリスクはかなり低いですがゼロではありませんので、胃の不調を感じたら医療機関を受診してください。

Q9. ペニシリンアレルギーなのですが除菌できますか?

はい、できます。ペニシリンは除菌にとって非常に重要なお薬で、除菌のお薬は基本的に
①ペニシリン + ②その他の抗生物質 + ③制酸剤(胃薬)
以上の3種の薬剤で構成されています。
つまりペニシリンは1、2、3次除菌の全てに使われています。
しかし、アレルギーのためにペニシリンが使えない場合は、1、2、3次除菌で上記②の役割を担っているそれぞれの抗生剤を互いに組み合わせることによって、十分な除菌効果が期待できます。ペニシリンアレルギーの方も、あきらめずぜひ受診してください。
なお、ペニシリンを使用しない除菌の場合は健康保険が利きませんので、金銭的ご負担はおかけしますがご了解ください。

Q10. 除菌したら、もう胃カメラはしなくてもいいですか?

ピロリ菌除菌は胃がんのリスクをかなり減少させる非常に有効な手段ですが、胃がんになる可能性が全くなくなるわけではありません。
ですから、除菌後も胃カメラでの経過観察が非常に重要です。
ご自身のためですのでぜひ定期的な検査をお願いします。
なお、そもそもピロリ菌がいない人も胃がんのリスクはかなり低いですがゼロではありませんので、胃の不調を感じたら医療機関を受診してください。